12月7日から14日まで!大東亜戦争(アジヤ太平洋戦争)開戦記念日に送る特別展

奥州市まちなか交流館主催「昭和史第二弾」
あの戦争の日からの記憶展
~今、伝えるべき思いはありませんか?~

趣旨:開戦から既に72年が経過、戦争を体験した世代も高齢化が進み、
体験の継承や戦争そのものの事実認識も薄らぎつつあります。
戦争当時の実物資料を中心に据え、目で見る戦時下の兵士や国民の生活、
そして終戦後のの復興、平和を願い、励む国民生活の様子を開示展示することに依り、
平和の中に生きる喜びを知り、語らってほしいのです。

奥州市まちなか交流館
住所 〒023-0801 岩手県 奥州市 水沢区 横町95
電話/FAX 0197-25-3001
定休日 1月1日 営業時間 10:00 ~ 21:00
ホームページアドレス
http://machinaka.oshushi.com
モバイル
http://machinaka.oshushi.com/i


↑12月1日、マスコミ発表に臨む、高橋まちなか交流館館長と八重樫当館館長

堂々開催決定!!
戦時下の実物資料多数動員!
現物を見て考える歴史の時間を提供します
近隣の皆さまの御来場をお待ちしております。

八重樫館長、主任研究員 拝


*メインの展示は7日8日です。この日は館長と主任研究員が常時会場にて解説とご案内に当たります。
9日~14日は展示内容を一部変更して、パネル展示を中心といたします。ご了承ください。



御 来 場 御 礼 !

12月14日を以って無事終了いたしました!

大本営発表:8日間で来場者数延べ600名以上!

報道:岩手日報(1回)!、岩手日日(3回)!!!、胆江日日新聞(3回)!!!
奥州FM放送で紹介!、えさしわいわいTV・ネットでケーブルTV放送!!

さらに現存の零戦搭乗員、海防艦乗員、陸軍軍人、空襲体験者の方々が多数来場されました。

以下、展示会の写真報告です!



↑水沢旧メイプル西館に設置された「奥州市まちなか交流館」全景。
なかのイタリアンのカフェが素敵ですね。吉田戦車などご当地マンガも揃っています。


↑会場はパネルで囲いましたが、外側は水沢在住の山路画伯の軍艦画で飾ってもらいました。

↑入口です。ご当地を意識し、江刺郡からの出征者ですが、水沢町役場から送られた幟を掲示しました。

↑会場のほぼ全景。以下、順路に沿って紹介します。


入口には、企画監修:平和ミュージアム旧日本陸海軍博物館と昭和東北史談会の企画であることが明示されました。


↑大東亜戦争(アジア太平洋戦争)の開戦は海軍の真珠湾攻撃と陸軍のマレー作戦です。緒戦を伝える内容です。

↑海軍関係では、江刺区出身の故・柏木米男氏の展示も行いました。「彗星」に搭乗し、特攻出撃待機で終戦を迎えました。

↑出征関係の展示。日の丸の小旗は実際に見送りに使用したものです。

↑おなじみの軍隊手帳ですが、出征を意識し、奉公袋やお守り、須知など普段準備しているものを展示しました。

↑大変珍しい、水沢の陸中一の宮「駒形神社」で発行した出征祈願の祝詞です。

↑兵隊さんと家族を繋ぐ「軍事郵便」も重要な戦時下の資料です

↑当時よく目にしたであろう、志願兵募集ポスター

↑ここからは兵隊さんの日常コーナーです。水筒あれこれ。

↑将校図嚢は中身を含めて展示しました。手前の鉄兜は民間用を軍用に転用したものです。

↑軍装品を中心としたコーナー

兵隊さんと食のコーナー

↑戦時中のたばこコレクション。横文字は満州煙草専売公社のもの。南方の飛行機図の箱は「つまようじ」です

↑石鹸と安全剃刀です。ベークライトケースで、寄贈者曰く間違い無く戦地用に用立てたものだそうです。

↑中段の黒い食器はベークライト製です。そういえば、いつの間にか軍用食器も一式揃っていました。

↑兵隊さんと食事。身近なテーマなので良かったと思います。いきなり銃の説明をしても一般人はわかりません。

↑飯盒バリエーション、旧型(一般的な型)、九二式二重飯盒、鋳物製飯盒、海軍薬缶、海軍ばっ缶

↑大東亜戦争がテーマなので軍服も総動員。左から決戦服、決戦服、三式夏衣

↑左の軍衣は三式冬衣の綿製。中央はおなじみ乾燥馬鈴薯パッケージ、乾パンパッケージの後ろは三式冬衣の未使用品。

↑左は九八式軍衣のもっともオーソドックスな色合いのもの。右は九八式様式の作業衣袴。正式名はよくわからない。

↑白いのは「患者衣」、右は三式将校一式で、週番士官の少尉をイメージ。

↑一度は出してみたかった!軍隊と酒コーナー。「進軍」は松竹梅製

なぜか陸軍御用の「東郷盛」とチラシに乗ってた岩手川と同様の容器を発見したので、復元した慰問用「岩手川」。

↑腕章アラカルト。釜石や姉体村がご当地です。

↑民間防空コーナー。中央の防空演習の大写真は好評でした。ヘルメットは左から鋳物、アルマイト、鉄製です。衣服は警防団副団長

↑防空群詰所の看板の下にある水色のガラス瓶は、「消火魔法弾」という初期の消火弾です。

↑学生・青年学校コーナー 服は文部省認定の既製服。

↑このへんは素直に当時の物を並べてみました。

↑国防婦人会、大日本婦人会、愛国婦人会の腕章も色々あるようです。大日本愛国婦人会は珍品中の珍品。


↑これも珍品。主任研究員宅が出所ですが、戦時中に中島飛行機が疎開。
戦後、飛行機材料のジェラルミンを南部鉄器で有名な地元羽田地区の鋳物業者が民生品に加工したものです。
もとは中島の「隼」や「疾風」になったのかと思えば感慨深いです。

地元の写真資料。

↑配給切符類。衣料切符は国で作ったものですが、石油や魚など地元自治体独自の配給切符もありました。

↑戦時生活資料 左上は金属回収の領収書です。

慰問袋の中身コーナー。中央の箱の中は戦地へ届かなかった女学生のお手紙が20通ばかりあります。一部を解読展示しました。

↑慰問袋の中身コーナー。こういう絵葉書からは心温まるものを感じます。


↑戦争と子供コーナー。ヘルメットはおもちゃです

↑ メンコや数合わせも軍人色。年賀状が良いですね!

↑同じく戦時下のパッケージなど。国防靴下! 決戦報道集は盛岡の子供が作ったスクラップブックです。
 
↑「戦争柄/時局柄」の着物柄です。左は爆弾三勇士、右はドイツのポケット戦艦にイギリスのブレンハイム爆撃機がモチーフ。

続いて中央テーブルのコーナーです!

↑右、陸軍航空隊軍曹の軍装、左、海軍航空隊少尉の軍装

↑入口から見えるのが、九八式の大尉と歩兵上等兵の軍装一式です。もっとも、教練銃で代用したりとそれらしくした部分はあります。

↑最初の二日間は銃器の展示もしました。三八式歩兵銃型教練銃、モ式小銃(モデルガン)、南部式九六型教練軽機関銃(いずれも合法品)

↑飛行機や航空隊の展示も行いました。さすが予科練。並べた飛行機の写真をすべて解説した老勇士の方がいました!

↑昭和東北史談会の藤沢会員によるご当地戦闘機二種の模型 二式戦闘機は愛国江刺号、零戦は報国唐桑村民号

↑終戦時彗星が不時着した金ヶ崎飛行場の図面。これは昭和11年頃のもの。

↑このけなげな飛行機マークの四角が、陸軍熊谷飛行学校の夏季演習地でした。

↑実はまちなか交流館には移動式の「昭和の座敷」があり、今回はこれを戦時中ふうにしてみました。どれだけ気づくでしょう?

↑戦時中の統制食器で食卓を再現しました。

以下、某会員提供の写真です。お客様来場中は超多忙状況でしたので、写真を取る暇がありません。




(おはり)


ご来場いただいたすべての皆様、
ご協力いただいた昭和東北史談会の戦友諸君に心より感謝申し上げます。

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えさし郷土文化館


 

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