平成26年度「第10回終戦記念特別展」

(於:仙台市青葉城護国神社内)

8月14日・15日
「終戦記念特別展」開催

今回は日本海軍の資料を中心に、満州事変、支那事変、大東亜戦争に関係する
軍民問わずあらゆる戦時資料を総動員して送る夏限定の特別展です。

ご家庭で職場で、友人や親族と近代日本の歩みを振り返るきっかけとなれば幸いです。

東北地方在住研究家諸氏の秘蔵の品を総動員!
さらに!例年大好評!!時間帯で儀仗兵や喇叭手が登場するかもしれません!!

広く一般の皆さまでも興味を持って観ていただけるように展示には工夫をいたします。
解説員もいますので、ご来場のうえ何でもお気軽のお尋ね下さい。

例年、戦中派から若い世代を中心に幅広い方々のご来場を頂いております。
この機会にぜひお出で下さい!

(展示内容は予告無しに変更になる場合があります。ご理解下さい)

*昨年度の様子は
こちらをご参照ください*

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↓特別事業↓

東北昭和史談会会報
「東北よもやま昭和史」創刊



↑護国神社本殿

今年も終戦の日に合わせ、鎮魂の儀仗が行われました。
これは、護国神社側の要請に依るものですが、英霊の鎮魂を思えばこそできる事です。
8月15日正午の黙祷時、護国神社本殿前に進んだご状態は「國の鎮め」を吹奏。
御遺族や一般市民とともに戦没者に祈りを捧げました。
我が国の恒久平和の礎となられた先人たちの思いを胸に刻む大切な時間でした。


2014年夏 仙台市青葉城IN仙台護国神社
平成26年度「第10回終戦記念特別展」写真画報

今年は例年を上回り700名以上の方々が来場されました。
特に若い方々が熱心に見て、質問をされる模様はまだまだ日本も捨てたものではないと思いました。
しかし、年年戦争経験者が減っているのも現実です。
来年は終戦70周年。これが直接戦時体験を聴く最後の夏となるでしょう。




↑地元テレビ局の若い記者さんの質問に応える加藤代表。マスコミの皆さんの取材は大歓迎です。
しかし、現在進行形の政治的な質問には答えようがありません。ここは歴史を伝えるイベントなのですから。

特集 大日本帝國海軍の威容

↑石巻愛好会 故・三澤会員の超大作。重巡洋艦「利根」(縮尺1/100) 手前は貴重な当時の軍艦絵葉書とブロマイド


↑大戦末期の女川空襲で撃沈された海防艦「天草」の模型。実物の25㎜機銃弾とともに。

↑地味ですが戦前の呉海洋社の戦艦「陸奥」模型。縮尺1/250 手前には戦艦鹿島、給糧艦「間宮」案内がある。


↑貴重な軍艦見学の案内。鹿島はA3、間宮はB4、最上はB5とはからずも情報公開の程度が大きさで理解できる。

↑清酒ラベル「撃滅」 日本海海戦を描いた「撃滅」という小笠原中将の有名な戦記からのイメージであろう。

↑さりげなく明治の海軍短剣があり、軍刀も何本も並んだ。
もっとさりげなく世界最高級の宣伝雑誌「フロント」が置かれているのに気付いた人はいましたか?


↑これぞ究極の「艦これ」 戦前の置物艦隊コレクション。

↑海軍の教範も 軍艦の「前部糧食庫」のプレートも!

↑戦艦「三笠」保存会で寄付を募ったお礼として配られた三笠の艦材。秋田の旅館にあった。

↑日本海海戦勝利を記念した手ぬぐい

↑海軍の戦闘装甲車輌の模型。海軍も戦車をもっていた事を知ってもらえれば幸い。

↑各種航海兵器。手前は魚雷艇用の三式磁器羅針儀

↑左 軍艦の艦砲用火薬缶。長い方が最上級/大和級/大淀の15.5㎝砲の1発分。太く短い方が妙高級巡洋艦の20.3cm砲半発分入れ。
右 掃海具の沈降器。機雷除去装置を海中で安定させ、適当な深度に保持する装置。


↑真ん中 戦艦「長門」の医療用器具 右 第26号海防艦の弾薬箱改造郵便箱

↑ペンネント各種 空母赤城が貴重。

↑大東亜戦争開戦三日目、ウェーク島攻略で22歳で戦死された水兵さんの最後のお手紙。実に達筆。詩的な内容で壮烈な文言です。
下の略帽はちゃんと解説を書きませんでしたが、第一次ソロモン海海戦で第八艦隊旗艦「鳥海」暗号係の方の遺品。隣は戦艦扶桑新聞


↑昭和2年戦艦金剛福島県人会記念写真。貴重です。

↑軍艦柄のきもの 最近は手芸好きな御婦人のパッチワークで切り刻まれてしまいます。

↑戦艦「長門」レリーフ。三年前にこれに大感激をした美少女は何処に?

↑海軍の食器類

↑秋水の燃料容器、航空偵察カメラ、零戦と敵機役のコルセア 航空帽は米海軍らしい

↑「大空のサムライ」有名な坂井機を模型で再現。横須賀名物ひじきの柄。これ以上有名なシルエットは当時は無かった。
手前は戦前の海軍少年こがれの必読本「ポケット海軍年鑑1935年版」 コピーですが、戦艦陸奥「饗応について」

正面には山路画伯の戦艦画と当館の館長が執念で収集した海軍軍装の数々。一番左は珍しい陸式です。

左)海軍特務大尉通常礼装 右)岩手県奥州市胆沢区出身 最後の零戦パイロット小野寺氏の航空帽。予科練に入り終戦の朝まで空戦をした勇者です。

以上。取りこぼしもありますが、概ね海軍の展示物を紹介しました。


陸軍関係の展示品

↑陸軍も充実しています。これは福島の原町飛行場に展開した陸軍特攻部隊の軍装を再現したもの。

↑特攻隊隊員の遺族や見送った地元関係者を執念の取材で紹介しています。特攻隊の軍服を着た少女はまだご存命です。

↑陸軍関係の定番です、この召集令状はレプリカですが、硝子ケース内に本物が展示されました。
悪質な複製を予防するため写真は撮影しません。ご理解ください。

↑陸軍の装具一式

↑白い靴下は良く見ますが、緑のもあるようです。

↑昭五式将校軍衣ですが、右胸に謎の星章が…写真分析だと兵隊でもつけている例があるそうです。何でしょうねえ??

↑鉄兜に兵隊さんの食器。数があると雰囲気も違います。

↑銃器類。(注、レプリカや無可動合法品です。)奥には「九九式小防盾」が!これは自作したものです。

↑将校用装具

定番の軍衣も日の丸の前だと映えます。

↑四五式からの兵服

↑出征の寄せ書き



その他の展示品 会場の様子












*この写真解説が御不満の皆さん!
ぜひ来年はおいでいただき直接ご質問ください!
会員一同丁寧にご説明いたします。


END

最後に、参加者全員で恒例の記念撮影を行った。
今後もこの企画を断固継続する意志の確認として!
 

また、来年度もここにみんなで集おう!

より多くの人に戦時下の歴史を肌で感じてもらうために!!

さあ、2015年は終戦70周年だ!
本会の意義もこの日の為にある。
歴史を伝える最後の機会となるか?
次に会う日まで
各員一層奮励努力せよ!


ご来場いただいたすべての皆様、
ご協力いただいた戦友諸君に心より感謝申し上げます。



 

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