第2回 明治十一年~明治二十八年まで 富国強兵と日清戦争

↑明治11年(1878年) アメリカ南北戦争の英雄グランド将軍来朝。将軍は明治天皇に面会し、大変な感銘を受ける。ラストサムライのもとネタ!

↑明治14年(1881年) このころ現在の「学生さん」という概念の原型ができる。寮歌や応援歌の流行はもう少し後の時代だ。

明治15年~16年(1882年~1883年) 文明の利器電燈が通じてもなお、士族=警官 兵隊=町人百姓という旧身分の対立が続いた。

↑明治17年(1884年) 有名な鹿鳴館時代。西洋に追いつくにはここまでやらなければならなかった。しかし、無駄なことではなかったと思う。

↑明治17年(1884年) 朝鮮事変 甲午農民戦争である。朝鮮をめぐり清国と対立した日本は10年後の日清戦争へ向かう。

↑明治18年(1885年) 初の内閣組閣 歴史上の有名人だらけである。兵式体操は兵隊上りの先生がおおいに普及した。

↑明治18年(1885年) サーカスが日本にやってきた。

↑明治19年(1886年) 蓄音機の渡来は特筆すべきだろう。明治時代を通じてあっというまに日本は世界有数の蓄音機王国となったのだから。

↑明治20年(1887年) 天覧芝居 芸能もようやく再認識されるようになった。各種天覧を通じて明治天皇が文化復興に尽くした功績は大きい。

↑明治22年(1889年) 大日本帝国憲法発布

↑明治23年(1890年) 教育勅語を賜る。 大日本帝國の精神構造が固められた時代である。

↑明治23年(1890年) 帝国議会

↑明治24年(1891年) 津田巡査がロシア皇太子のニコライ二世(後のロシア皇帝)を斬りつける。尊王攘夷がまだ生きていた時代の出来事。

↑↑明治26年(1893年) 群司大尉の千島探検!福島大尉のユーラシア大陸単騎横断!!軍事的な大冒険に日本人の心は躍った。

↑明治27年(1894年) 日清戦争勃発 明治天皇は広島に大本営を進めた。兵士の労苦を偲ぶ明治大帝の御心は永く国史に残らねばならぬ。

↑↑明治27年(1894年) 眠れる獅子と言われた清国相手に日本軍は勇猛奮戦!!数々の軍国美談を生んだ!
農民出身の一兵士がその素朴な愛国心と、勇敢さで日本の英雄となる日が来たのである。尚武の国日本の伝統が煌めく瞬間であった。

↑明治28年(1895年) 海上では甲鐵艦による大海戦が発生。ここでも「まだ沈まぬや、定遠は」で有名な勇敢なる水兵の伝説が生まれた!

↑明治28年(1895年) かくして日清談判が下関で行われ、日清戦争は日本の完全勝利に終わったのである。
これはプロイセンのビスマルクがしかけた普墺戦争、普仏戦争に匹敵する近代戦史上稀にみる完全勝利の実例である。
明治11年~28年の巻 完
明治29年三陸大津波~明治45年明治天皇崩御 に続く